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【自転車】ビンディングシューズの立ち転け不安解消


PATRICK の靴をはきたくてビンディングシューズデビュー。初日の試走で悲願の100km走破。いや驚きです。まあこれくらい普通なのでしょうが、歳が歳なので素直に喜んでおります。

 

mono93.hatenablog.com

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ビンディングシューズはずっと避けておりました。子供との街乗りが多いので面倒です。しかも、それだけ転ける可能性が高くなります。
面倒と不安。それで避けていたのですが。PATRICK の靴に一目惚れして、ピンディングシューズを買いました。靴から入ったので、ピンディングペダルではなく、ピンディングシューズデビューです。

靴を買う決心をして、ピンディングシューズについてネットで調べてみました。
立ち転け不安の解消に役立った情報が3つありました。

 

1. 止まったときに立ち転けするので大怪我はない。

立ち転けは止まっている、もしくは停まる前の低速時に起こるそうです。スピードが出ているときの転倒の原因がピンディングということはないようです。
止まっているときに転けますから、スローモーションのように転けるそうです。そのため、大怪我にはならないとか。自転車も傷つくことは少なく、どちらかといえば、小っ恥ずかしくて心の傷のほうが大きいと皆さん言ってます。

恥ずかしいと言えば、こんなことがありました。
荒川CRを走っているときのことです。荒川CRには車止めが結構あります。そこで、立ち転けが起こりました。向こうから車止めに入ってきた四五人の集団の一人が車止めにペダルを引っかかって転けたのです。ガチャンと大きな音がして倒れていく瞬間を見ました。私は反対側を通り抜けたので、倒れた後のことは見ていません。見ちゃいけないと思ったのです。
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「はい、大丈夫です」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「はい、大丈夫です」
仲間が順番に声を出します。大丈夫だといっているのに声を出します。他人行儀な言葉でした。さほど親密ではない仲間のようです。仲が良ければ笑って終わるところでしょう。
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!」
辺りに響き渡っています。
この人が立ち転けしました!
と喧伝しているようなものです。
見たかったのですが、見ないようにしました。武士の情けです。
という出来事があったことも、ビンディングシューズを避けてきた理由の一つかもしれません。

話がそれました。

止まっているときに立ち転けするそうです。
もちろん、車線側に転けて後続車が来ればお陀仏ですが……。信号等で停まるときに左側に転けるとガードレールとか生け垣に突っ込みますが、右側だと危ないですね。
でも、冷静に考えてみると、停まる時は信号。車も停まるわけですから可能性は低いですね。立ち転けの体験談では、この手の話はありません。後続に轢かれなくて……というのは別な理由で転倒したケースです。
停まるときには必ずブレーキをかけるわけで、同時にペダルからシューズを外せばいいわけです。癖になれば、難しいことではないと思われます。


2. 練習せずに走り始めると転ける。

ブログなどの記事を読んでいると、立ち転けは一回だけと書いている人の殆どが、シューズの着脱の練習をせずに走り出しています。シューズを外せずに立ち転けしているようです。
つまり、しっかり着脱の練習をしてから走り出せば転ける可能性は少なくなりそうです。
カカトをひねると外れるという理屈はわかります。でも、意外に固いようです。止まってから外そうとして、外れずに焦り出し転けるようです。
パニックにならないようにすることが肝要なんですね。


3. 正しい止まり方ができないと転ける。

ピンディングシューズとペダルを固定する前に、止まり方の練習をしなさいとあります。停まるときは右足をペダルに乗せ、左足はペダルから下ろす。停まったらお尻はサドルから前におろし、左足を地面に着く。
サドルにお尻を乗せたまま、左に車体を倒すようにして左足を着くという停まり方は危険だというのです。

これはクロスバイクに乗り始めの頃、身をもって体験しました。左足を着くつもりが右に車体が倒れ、飛び降りるようにして右足を付き、ふらつくことがあったのです。サドルに座ったままなので、足が届かず崩れるように転けたことが一二度ありました。そのうちに、自然とサドルの前に降りて停まるようになり、停車時にふらつくことはなくなりました。

実は、これって海外では当たり前の停車方法だそうです。日本はママチャリ文化ですから、サドルに腰掛けたまま、両足が地面に着くのがサドルの高さですが、海外ではスポーツバイクでなくても、サドルは高く、停まるときにはサドルから降りて止まるそうです。
実際、子どもが信号待ちでサドルに腰掛けたまま、左足で立っているのを見るとおっかなくて仕方がありません。右足はペダルに乗せていますから、ブレーキを掛けておかないと前に進みます。しかも、歩道の端は下り坂ですからブレーキをゆるめると前に進んで車道に出てしまいます。車道は車が高速で走っています。危なかしくて見ていられません。ですので、我が子にはサドルから降りてトップチューブをまたぎ、両足で立つように指導しています。

発進時は停車の逆。右足で漕ぎ出して進んでからお尻をサドルに乗せ、左足をペダルに乗せて漕ぎ進む。この乗り方です。
サドルにお尻を乗せ、左足で地面を蹴って車体を立てて漕ぎ出す、この方法だと発進時にふらつくので危険だというのです。
サドルからお尻を下ろす正しい停車、発車の作法は身についています。いつの間にか身についていました。なので、これはクリアかな。

という立ち転けの不安を解消する3つの情報。ピンディングシューズデビューの最後のひと押しとなりました。

ちなみに、ピンディングシューズで300km弱走りましたが、立ち転けはありません。未遂は一回ありますが……。信号待ちの交差点にゆっくり入っていくときに前を走っていた車が幅寄せをしてきたので停まらざるを得なくなったときです。左足がスムーズに外れたので事なきを得ました。早めの行動が大事ですね。

で、ビンディングシューズの印象まで書きたかったのですが、長くなりましたので、またの機会に。