週末は晴れ

自転車でスケッチしながら北海道を一周するのが夢

【本】【自転車】『大東京ぐるぐる自転車』再び

伊藤 礼氏の『大東京ぐるぐる自転車』については一度書きました。

 

 

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でも、ひとつ書き忘れたことがあります。
欲しい欲しい病ですっかり書き忘れていました。

じいさん、一緒一緒

 というやつを書き損ねました。
じいさんと呼ぶと氏に大目玉食らいそうですが、思わず言っちゃたのです。

伊藤氏は、『大東京ぐるぐる自転車』の中で書いています。

映画『大脱走』でスティーブ・マックイーンはオートバイで逃げる。ジェイムズ・コバーンは自転車で逃げる。逃げおおせたのはコバーンである。そんなことも自転車の優位性を思わせる。

前にも書きましたが、映画『大脱走が好きで、その中で一番好きなのが自転車で逃げたジェームズ・コバーンです。自転車のコバーンが好きなのです。

 

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飄々として、焦らずゆったり自転車を流す長い脚のコバーンのシルエット。いいなあ、と思います。
子どもの頃から好きでした。逃げのびたというところもハッピーエンドで、子供心に分かりやすかったのかもしれません。でも、同じ逃げ延びた脱走兵でも、マンダムでお馴染みのチャールズ・ブロンソンは好きになれませんでした。チャールズ・ブロンソンはトンネル掘りの達人で、彼はボートで逃げ切りました。でも、好きではない。彼は熱すぎるのです。飄々とした自転車のコバーンが好きなのです。

伊藤氏は自転車礼賛のために、バイクと比較する上で映画を持ち出しただけなのでしょう。コバーンが好きなのかは不明ですが、自転車のコバーンに注目されていることに共感を覚え、伊東氏のエッセイが好きになりました。

ということを書き漏らしていたため、『大東京ぐるぐる自転車』再びでした。