週末は晴れ

自転車でスケッチしながら北海道を一周するのが夢

「ピューッと来て、クッ、ガバッ」 コーナリングのテクニック


今日は曇り。雨も降りそうです。妻がパートなので子守。自転車には行けそうにありません。そんな日は座学。

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自転車は、ハンドルを切った方向と反対側に車体が倒れる。でも、車体を倒すと倒した方向にハンドルが曲がる。つまり、曲がるときはハンドルを切るのではなく車体を倒すとスムーズに曲がれて安全である。
自転車の入門書には必ず書いてある。実際、試してみるとその通りで、ちょっと感動する。
じゃあ、実際に曲がるときに車体を倒すにはどうすればいいのか。そこまで言及はしていない。
どうすればいいのだろう。荒川河口のサイクリングロードの最後は直角のカーブ。曲がれば葛西臨海公園に入る。直角なので十分に減速し、カーブに入る。車体を倒す。どうすればいいのだろう。身体がギクシャクする。車体を倒すために上半身を倒す。腰から下がついてこない。倒すというより身体が曲がっているだけ。と考えているうちに曲がり終わる。

「アラフォーからのロードバイク 初心者以上マニア未満の〈マル秘〉自転車講座」※という本を読んだ。アラフォーはとうの昔にすぎているが読んだ。ロードバイクは初心者だがクロスバイクは三年乗ったので初心者以上とさせてもらい、読んだ。


この本の「第七章 走りを変える下半身コントロール術」では、下半身でカーブを曲がる術が書かれている。上半身ではなかったのだ。カーブをきれいに曲がるには下半身が肝心だったのだ。「股関節から下は一切使わないで、下半身だけで左右にコントロールする」※のである。
そのマル秘テクニックは「ピューッと来て、クッ、ガバッ」。本ではこれに「振り返ればスーッ」と続き、Uターンのテクニックとしている。カーブを曲がるだけなら、「ピューッと来て、クッ、ガバッ」で終わりである。「クッ、ガバッ」だけでも十分である。声に出して繰り返し練習しろと書いてある。

早速、試してみた。
「ピューッと来て、クッ、ガバッ」
周りに人がいないことを確認して声に出してみる。
曲がった。見事に曲がった。曲がり具合をコントロールできていないが、繰り返せばコントロールできるようになるだろう。素晴らしい。
この「ピューッと来て、クッ、ガバッ」は、自転車マニアならご存知の新城幸也選手のコーナリングと同じだそうだ※。トッププロのテクニックなのである。ガバッとした瞬間はガニ股でかっこ悪そうだが、トッププロのテクニックなら分かる人には分かるテクニック。玄人におおっと思ってもらえるほどカッコいいわけだ。
このガバッは、映画『ミッション:インポッシブル2』でトム・クルーズがバイクアクションで見せていた、あのコーナリングと同じではないか。もう倒れてるんとちゃうの、ヒザが地面に当たってるで、とヒヤヒヤするぐらいに車体を倒してのスリリングなコーナリング。もう気分はトム・クルーズ


と悦に入っていると、こんなホームページを見つけた。

CYCLE SPORTS.jp 荷重コントロールでビシッと曲がる!
http://www.cyclesports.jp/magazine/content/2010/1003/index

コーナリングのときにヒザを使って調整をするテクニックを紹介している。読んでみると、必要以上にヒザを開かないようにとある。抵抗が増え、スピードが落ちるというのだ。
葛西臨海公園でチャリンコに乗ってトム・クルーズを気取ってあそこまで車体を倒したら転ける。車体がそれほど倒れていないのにガニ股だとスクーターのヤンキーである。ガバッは程々にしておくほうがよさそうだ。

荒川河口付近で「ピューッと来て、クッ、ガバッ」とつぶやいている自転車がいたら、それはボクである。

ピューッと来て、クッ、ガバッ

※「アラフォーからのロードバイク 初心者以上マニア未満の〈マル秘〉自転車講座」野澤伸吾著(ソフトバンク新書)