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【自転車】面倒くさいがロックの極意 自転車盗難抑止考

子供に学校でイジメにあいそうになったとき、こいつにちょっかい出すと面倒くさい、と思わせる反応をしろとアドバイスした。反抗する、大声を出す、ただ暴れる。なんでもいいので関わると面倒だと思わせればいいのだ。
このアドバイスが正しいのかどうかはわからない。他にいい方法があるかもしれない。
でも、こいつに関わると面倒くさいと思われるのが一番だと思う。友達が減るかもしれないが、いじめられるよりよかろう。本当の友達なら分かってくれるはずだ。

さて、自転車のロックの話。

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自転車の駐輪についていろいろ調べたが、身体に巻き付けとくしか防ぐ方法はないという結論に達した。目の届く範囲というのも視線というワイヤーの一種と考えればよかろう。
とはいえ、ポタリングで駐輪は避けられない。完全な盗難防止は無理としても、少しでもリスクを減らす手をこうじるしかない。

あちこちのブログや書き込みを見て、盗難防止というか、盗難抑止の対策を自分なりにまとめてみた。

・置場所は明るく人通りが多いは人目のあるところがいい。→躊躇する。
・ロックは2個以上かける。→手間がかかる。
・ロックは切断されにくいもの。→手間がかかる。
・U字ロックとワイヤーの組合せがおすすめ。→切断しにくい。
・フレームとホイールをワイヤーやチェーンなどでつなぐ。→手間がかかる。
・U字ロックは短いもの。→切断しにくい。
・地球ロックは必須。→ロックを切断するしかない。
・高い場所でロックする。→切断しにくい。
・変な方法でロックする。→躊躇する。
・他の自転車とつなぐ。→手間がかかる。

要は、できるだけ頑丈なロックを複数かけて、盗むのに時間がかかってひと目が気になる、という状況を作ればいいわけだ。ああ面倒だ、と思わせるのである。盗難抑止の極意はイジメ防止の極意と通じるものがある。

盗難抑止のためには頑丈なロックが必要だ。しかし、頑丈になればなるほど重く嵩張る。可搬しやすいロック、つまり軽くてコンパクトなものは役に立たない。つまり、持ち運びやすさと堅牢性はバーターだ。妥協ポイントは自分で判断するしかない。現実的にはコストのことも考えないわけにはいかない。
自転車用のロックには、ママチャリ用の馬蹄錠からブレードタイプまで色々ある。その中で評判が良いのはU字ロックとワイヤーの組み合わせだ。
運びやすさを考慮して、U字ロックは軽いものを、ワイヤーは定番のものをAmazonで買った。しかし、届いたワイヤーは重い上に持ち運びにくい。柔軟性がないので束ねたら嵩張り、リュックを担がない限り持ち出せない。フレームに巻き付けることもできない。

こりゃ無理だと、定番のチェーンロックを買った。チェーンなのでトップチューブに巻き付けられる。U字ロックもトップチューブシートチューブにかませた。これでU字ロックとチェーンロックを持ち運べる。

先日、この装備で娘ととあるショッピングセンターに自転車で出かけた。自転車はショッピングセンターの駐輪場にとめた。前輪を載せるラックがある駐輪場だ。
まずU字ロックでフレームと後輪をロック。チェーンロックでフレームと前輪と娘の自転車をつないだ。でもロックの基本、地球ロックができていない。地球ロックのために、前輪とフレームと駐輪場のラックにチェーンを回すと娘の自転車に届かない。チェーンを切断されることを考えると、実は娘の自転車につないでいる意味がない。とはいえ、気分の問題と、U字ロックで前輪とラックをつなぎ、チェーンロックでフレームと後輪と娘の自転車をつないだ。

これで満足したが、でも、このつなぎ方って正解?