【自転車】クロスバイクのVブレーキとロードバイクのキャリパーブレーキ
娘が葛西臨海公園とイトーヨーカ堂改めアリオ葛西に行きたいというので、ロードバイクではなく、Bianchi のクロスバイクに乗って出かけました。子供と一緒だとストップ&ゴーが多くゆっくり走ります。ロードバイクでは走りづらいのです。小刻みな街乗りはクロスバイクの方が楽なんです。
クロスバイクはやはりいかつい。大柄で大雑把。雑に乗れる感じがします。
今回、クロスバイクに乗って気が付いたこと、というか感じたことはブレーキのことです。
クロスバイクはVブレーキ。Vブレーキはガツンと効くといわれます。なるほど、ガツンでした。ロードバイクのキャリパーブレーキとは違います。キャリパーブレーキの感じでブレーキをかけると、ガツンと急ブレーキとなり逆に危ないのです。VブレーキにはVブレーキのかけ方があると改めて感じました。このガツンが、キリッと止まれることにつながり、小刻みな街乗りには良いのかもしれません。
何かの本で、ロードバイクのキャリパーブレーキは制動装置というより速度制御装置だと書いてありました。つまり、停まるための装置ではなく、スピードをコントロールするための装置だというのです。ロードバイクはロードレーサーとも呼ばれ、そもそもレースの自転車です。停まることより早く走ることが優先されるわけです。コーナリングなどスピードコントロールが必要ですので、そのためにはVブレーキよりキャリパーブレーキなんですね。
クロスバイクといっても Bianchi の CIELO はサスペンションのフォークでMTB寄りのクロスバイクです。MTBには乗ったことがないのですが、オフロードではガツンと停まるVブレーキの方が有効なのでしょうか。
今、欲しい欲しい病*1で折りたたみ自転車のサイトを眺める毎日ですが、ブルホーンバーでブレーキを先端に付けるためにはキャリパーブレーキのほうが都合がよいのです。でも、キャリパーブレーキは走り重視のハイエンドの高いモデルにしかありません。Vブレーキのほうが多いのです。折りたたみ自転車は街乗りを主目的としているからなのでしょうか。となると、Vブレーキでもいいのかなと考えています。もうすっかり折りたたみ自転車を買う気になってますね。気持ちだけですけど。
今回、クロスバイクに乗って、やっぱりクロスバイクもいいものだと思いました。ちょっといいママチャリのつもりで買ったクロスバイク。こんなに自転車って走るんだという、初めてペダルを踏んだときの感動。軽く走るので遠くにいけてしまう。意外にお台場や日本橋が近かったことに気が付き、20キロ程度なら公共交通機関より早いことに驚きました。これならどこでもいけるじゃないか。
少しでも早く走りたいなんていうのは私が求めていた自転車ではないと、伊藤礼氏の自転車エッセイを読んで再認識したばかりですが、クロスバイクに乗って初めてのスポーツバイクの感動を思い出し、求める自転車とは何か再々認識した次第です。
だから、折りたたみ自転車がほしい。
結局、そこに行き着きます。
*1:いわゆる物欲です。