週末は晴れ

自転車でスケッチしながら北海道を一周するのが夢

【自転車】初めての自転車小旅行 香取神宮

 

朝起きると筋肉痛です。背中から腰にかけて痛い。妻か娘に擦ってもらいたいけど言えない……。

前日、輪行しました。なんだかんだで12kgぐらいになる自転車を担ぎました。ふだん、そんな重いものは担ぎません。通勤カバンはお弁当とスープがあるので重いのですが、10kg越えるようなことはありません。重いものを担いだのは久方ぶりです。

考えてみますと、自転車に乗り始めて12kg痩せました。折りたたみ自転車一台分です。つまり、太っていたときは折りたたみ自転車を担いでいたのと同じだったのです。
と考えると折りたたみ自転車一台ぐらいどうってことないように思えるのですが、やっぱり違うようですね。筋肉痛になりました。

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筋肉痛になった輪行の行き先は千葉県の香取神宮です。スケッチをしたくて絵になるところはないかと調べて、赤い門が絵になりそうだと香取神宮にしました。初の自転車小旅行です。

katori-jingu.or.jp

香取神宮のことは香取神宮のホームページをご覧いただくことにして、輪行のコースは、東京メトロ東西線からJR総武線、JR成田線に乗り換え、香取駅で下車。そこから自転車で10分ほどです。
香取神宮に参拝して軽くスケッチ。
香取神宮から利根川に出て利根川サイクリングコースを西に走ります。栄町から長門川に入ってサイクリングロードを南下、印旛沼を抜けて佐倉に出ます。最後は東葉高速鉄道東葉勝田台から輪行して乗り換え無しで葛西に帰る、そういうコースとしました。
走行距離は50km程度。程よい感じです。

で、そうなるはずでした。そうはいきませんでした。香取神宮までは良かったのですが、利根川に出てから計画が狂いました。利根川の風に負けたのです。向かい風が辛くて、滑河駅から輪行で帰りました。
走行距離は23km。予定の半分でした。道半ばでの帰宅です。敗北感。

敗因は風向を甘く見ていたことです。
当初は房総半島方面に輪行しようとしていました。天気予報を見ると秒速6mを超える強風です。香取神宮辺りは秒速3mの予報。南風。利根川を西に走るので横風の3mなら大丈夫と思ったのです。
ところが利根川防波堤の上は吹きっさらしなので3mどころではありません。しかも蛇行するのでほぼ向かい風。進みません。
よくよく考えると印旛沼を抜けるときは南下しますのでもろに向かい風です。予定では3時間ぐらいで走り抜けるはずでした。でも、向かい風で前に進みません。しかも、スケッチで時間を食いすぎました。娘二人に一枚ずつ描いたのです。どちらか一人だけとはいきません。
急かないので時間を気にすることはありません。でも、向かい風にかなり体力を消耗し、見知らぬ土地で疲れ果てるのは考えものです。12kmを担がなければいけませんし。無理して楽しい輪行が台無しになるのは避けたい。
ということで、道半ばの滑河駅から輪行することにしました。
帰りとは逆のコースとなりました。

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反省点をまとめてみました。

  • 風向をよく考えずにルートを決めたこと。
  • 予報は外れることを考えなかったこと。
  • スケッチの時間を甘く見ていたと。

つまり、見通しが甘かったということです。
いろんな自転車旅行、輪行入門書で計画は余裕をもってと学んでいたはずなのにこの体たらく。耳学問、机上論は役に立ちませんな。
もし計画を練り直すなら、逆ルートにすべきでしょう、東葉勝田台から出発し、印旛沼を北上。利根川を太平洋方面に下り、香取神宮に向かう。この逆ルートならば楽だったはずです。スケッチの時間はなかったかもしれませんが。

近々リベンジしたいと思います。
次回はそのときのその場所での風向に応じてルートを変更しましょう。西の風なら利根川を50kmぐらい下って銚子に出る、東の風なら上っていくと。

とまあ、初の自転車小旅行は敗北に終わりました。
でも、スケッチできたし、利根川という気持ちのいいサイクリングロードを見つけましたし、銚子も近いことを実感しました。なにより自転車を担ぐコツをつかみましたし、自信もつきました。それに途中で諦めることをいさぎよくできました。学ぶことはたくさんありました。なにより楽しかった。これが大事ですよね。

行きの成田線で、車窓に肘をかけて流れていく風景を眺める車掌。こんな人生も静かでいいかなと。
そんなことを考える時間ができたのは幸せなことです。