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【自転車】チェーン交換その2とミッシングリンクの余談とチェーン脱脂問題解決編

 

今回はチェーン交換の顛末第二弾
顛末といっても交換に失敗したわけではありません。人の不幸は蜜の味、失敗から学べ。残念ながらうまく交換できましたので悪しからず。

第一弾はこちら。 

mono93.hatenablog.com

 

 

さて、Raleigh CRNSHIMANOTiagra ですので、チェーンは MTB 向けになります。

CN-HG95 10S HG-X MTB 対応 116L CNHG95

 

 

ロードバイクなのに MTB 用のチェーンなんて変わってるね。

これはほめ言葉というより差別されているような……。Tiagra はまともなロードじゃねえな、なんて陰口のような……。
まあ、同じものをロード用として設定するより、共通化した方が安上がりという SHIMANO の戦略なんでしょうね。

同じ HG-X チェーンでも2種類あります。いつもなら安い方にしますが、ひとつハイグレードのなんちゃら加工をしてあって数百円しか高くない CN-HG95 にしました。
なんちゃら加工とは超低摩擦表面処理 ”SIL-TEC” です。すり減りが少ないんですかね。よう分かりませんが、良さげな方です。数百円しか変わらないならいい方にしとけと、妻がいうもので。

あと、チェーンと一緒にミッシングリンクも購入。

KMC 10スピード用ミッシングリンク CL559R 2セット入 シルバー

 

ミッシングリンクを買ってふと思いました。
チェーンカッターとともにピンを持ち歩けといいます。いや、持ち走れといいます。でも、ミッシングリンクがあれば、チェーンをつなげますからピンは不要ですよね。そもそも、チェーンカッター要らないんじゃない?
ふとそう思いましたが、よくよく考えると要りますよね。チェーンが切れたときに破損した駒(リンク)を外すのに要るでしょう。やっぱりチェーンカッターは用心するなら持ち走るべきです。要らないなんて、浅はかでした。

持ち走っているノグチチェーンカッターには、はみ出たピンを折る機能はありません。これじゃぁチェーンつないでも乗れないやんけ、と思いましたが、ミッシングリンクがあればつなぐときには工具なくてもなんとかなります。ミッシングリンクを持ち走れば、あくまでチェーンカッターはチェーンを切ることに専念してもらえます。

 

実はクロスバイクに乗り始めたころから、お守り的にミッシングリンクをバッグに入れてました。ロードバイクに乗り出しても、一応サドルバッグに入れていました。でも、チェーンカッターは持ち走っていませんでした。どうするつもりだったんでしょうね。

またまた話がそれました。チェーン交換だけで話が広がるものですな。

で、チェーン交換ですが、新しいチェーンをそのまま使うべきか否かという問題があります。調べてみると、そのまま使う派と、脱脂して使う派とに分かれているようです。

そのまま使う派は、とあるSHIMANOの 中の人といわれる人の発言を根拠にしているようです。

cycledays.jp


端的にいうとチェーン購入時がベストの状態。脱脂してローラー辺りのオイルが抜けると、メーカー保証外と。まあ、トラブルがあったときのメーカーの言い訳ですね。
さらに調べますと、レースには毎回新品を使うとか。脱脂してオイルを差して、というよりそのまんま使うそうです。

一方で、脱脂して使う派も古くからいるようです。メーカーがチェーンをオイルギトギトで売るのは、在庫状態で錆びないようにしているだけだと。このオイルが粘性が高くすぐに汚れると。だから不要なオイルを抜き、きっちり注油して使うべきだと。

チェーンはマメに注油が必要です。その前に清掃しておきますが、どこまでキレイにすればいいのでしょう。
そのまま使う派の理屈からいくと、脱脂してしまうのはあまりよろしくないということになります。なのでSHIMANOはディグリーザなどに浸して洗うなと。表面の汚れだけ取ればいいと。
でも、いずれは出荷時のオイルも流れ出てしまうでしょうから、いずれは自力でこまめに注油が必要になります。であれば、最初から脱脂して自分で注油でもいいんじゃない? という理屈になります。

まあ、どっちでもよくて、とにかく油切れだけはおこすなよ、というわけです。

さて、どうしたものか。
私の結論は、そのまま使う。
理由は単純にして明快。

面倒くさくないから。
すぐに使えるから。

クロスバイクのチェーンを初めて交換したときは、そのまま使う派の存在を知らなくて、脱脂して使うのが通だと、ディグリーザでじゃぶじゃぶ洗い、何度か水洗いして、水抜きするために、数日ベランダに吊るしてました。錆びるんじゃないかとひやひやしながら。そして最後にオイルでコーティングみたいな。
それはそれで楽しかったんですけどね。
ちなみに二回目のときは簡単に脱脂して干さずにすぐ注油しました。もう面倒くさくなったんです。

今回はロードバイク初めてのチェーン交換です。脱脂して……と考えていたのですが、なんもせんでもええんやで、という話を耳にし、便乗しました。

とはいえ、青い箱から出したら、ビニール袋の中は油だらけ。ベタベタ。新聞紙の上にチェーンを取り出すと、新聞紙が油だらけ。こりゃ汚れるわ、と端切れでごしごし油を拭き取ることだけしました。

ようやく交換。長ぇな。

つづく。

 

 

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