週末は晴れ

自転車でスケッチしながら北海道を一周するのが夢

【自転車】自転車量販店の力量と父親の面目

 

休みの度に自転車に乗り、家にいるかと思えば自転車いじり。今のところ妻は好意的に見てくれています。
娘達は娘達でお父さんは自転車の達人と信じています。はは。

長女の自転車はブリジストンマークローザ M7(MARKROSA M7)ミニベロです。塾通いでちまちま街中を乗るので小回りが利くミニベロにしました。娘は可愛らしいので気に入ってます。

 

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一つ不満はシフター。マークローザのシフターはグリップタイプです。これが問題。
6速が勝手に5速に戻るというのです。ぐっと握ったときに戻るのかと思いきや、いつの間にか5速になっているそうです。ディレイラーのバネの力にシフターが負けているのでしょうか。

 


頻繁に症状が出るようになり、妻になんとかならんのかと相談を受け、グリップタイプからサムシフターに取り替えることにしました。

グリップタイプは直観的な操作で、手の小さい子供でも扱えます。でも、ハンドルを握る手を緩め、グリップを回すことになるのでふらつくのです。私は嫌いです。
次女のシュライン(SCHLEIN)シマノサムシフター SL-TX30-R7 です。こちらは使いやすい。

 

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そこで、次女と同じサムシフターの品番を調べ、妻が自転車量販店に取り換えをお願いにいきました。

 

妻が頼みにいくと、シフターのサイズがハンドルの径に合うかなあ、とのこと。取り付けられずキャンセルになるのを恐れたのか、シフターを持ち込めば取り付け作業はすると自転車屋が言ったそうです。ネット通販の方が安いから、そう言ってくれたのかもしれません。
なんだか頼り無げですが、持ち込みでも嫌がらずに作業してくれるので良しとしましょう。

そもそも自分でやれよって話です。
でも、ディレイラーの調整を伴うので躊躇しました。自分の趣味の自転車なら自分でやるんですけどね。失敗したら娘が可愛そうです。乗りづらくなったり、しばらく乗れませんでは不便です。娘の自転車は実用性重視ですから。遊びじゃないのよははん♪、てなわけです。
ということで、自転車量販店に頼むことにした次第。

 

さて、例によってAmazonでポチり、届いたらその足で妻が自転車量販店に持ち込みました。
その日の夕方、娘と一緒に受け取りにいきました。妻に頼まれたのです。何かあっても分からないから(少しは自転車に詳しいあんたが)行ってくれと。
支払いを済ませて受け取り。直ぐに終わりました。持ち込んだシフターに間違いはなかったようです。

帰り道、娘は嬉しそうにガチャガチャとシフトチェンジ。
どうだ? と聞くといい感じ、との答え。どれどれお父さんにも——とハンドルを握るとなんか変。シフターとブレーキバーの隙間に手を突っ込まないとブレーキレバーが引けません
これ、ブレーキかけにくいやろと聞くと、うんちょっと、と遠慮勝ちに答えました。せっかく変えてもらったのに、乗りにくくなった、とは言えなかったのでしょう。
どう考えても変です。家に戻り次女の自転車と比べました。ブレーキレバーが引きずらい原因はすぐに判明。順番が違うのです。

交換前は、ステムの側から、

[ブレーキレバー]→[グリップシフター]→[グリップ]

の順に付いていました。
自転車量販店では単純にシフターだけを入れ替えたようです。

[ブレーキレバー]→[サムシフター]→[グリップ]

これ、間違ってますから。

これだとブレーキレバーの上にサムシフターが重なることになります。サムシフターとブレーキレバーの間に手を突っ込まないとブレーキレバーが引けないのです。

[サムシフター]→[ブレーキレバー]→[グリップ]

これが正しい順番です。

自分で順番を入れ替えることぐらいできますが、再度持ち込みました。近いですし、主張すべきことは主張すべきと娘への教育です。

自転車量販店に戻り、若い店員をつかまえ、これ、順番違えへんか? と疑問形でいいました。もしかしたら正しい順番かもしれませんし……。
あ、すいません。すぐにやり直します!
若い店員はすぐに気が付いたようです。彼は分かっているようです。作業したやつがダメなんです。
また後で取りに来るから、と言おうとしましたが、直ぐにやります! とのことで、店内のアクセサリを見て時間を潰しました。
入れ替えることだけなので五分ほどで作業終了。
今度は大丈夫。快適です。娘もさっきとぜんぜん違うと言いました。

 

でも、問題がひとつ残っています。ハンドルグリップです。
ディレイラーはリアだけです。グリップシフターは右にしかありません。シフターを付けるため、右のハンドルグリップは短めなのです。

[ブレーキレバー]→[グリップシフター]→[グリップ]

この順番だと、ハンドルグリップを短くしとかないと、ブレーキレバーのポジションのバランスが左右で崩れるんですね。

サムシフターの場合

[サムシフター]→[ブレーキレバー]→[グリップ]

ですので、左右のハンドルグリップの長さは同じになります。
でも、娘の自転車はグリップシフターをサムシフターに変えただけなので、右のハンドルグリップが短いままなのです。

ハンドルグリップも替えるか? と聞きましたが、娘はこのままでいい、といいました。遠慮しているのかもしれません。
どうせなら可愛らしいグリップにしてやりたいという親心。いいグリップが見つかるまで、左右アンバランスのままでいましょうか。

といったことの顛末を妻に語りました。

やっぱりお父さんに行ってもらってよかったね!

 

夫、父親の面目躍如です。

一方の自転車量販店。お粗末。自分で少し操作してみれば、これはおかしいぞと気がつくはず。レベルが低いですな。

自転車量販店より頼りになると、父親の株が上がった夏の夕暮れでありました。