【自転車】Vブレーキのワイヤー交換と猫のヒゲ
妻に譲ったクロスバイク、BianchiのCIEROですが、妻が乗る時間より私が乗る時間の方が多いようです。
めったに乗らないので埃だらけ。チェーンもサビが……。いや、これはチェーンリブの拭き残しが変色したものかな。ともかく見栄えが悪いし、哀しくなってきたのでチェーンの掃除と注油しました。
そのとき気になったのが、後輪側のブレーキワイヤー。固定ナットの辺りでワイヤーがほつれていたのです。ブレーキに固定された先の余りの部分のほつれですから、ブレーキの動作には影響ないように思われます。でも、見栄えが悪いし、哀しくなってきたので交換することにしました。なにより危ないですしね。
ワイヤーのほつれた先って鋭利なので、ぷすっと簡単に指に刺さります。たいてい油まみれなときに刺しますから、衛生上よろしくありません。この刺傷からは結構出血します。ばい菌を出すために傷口をつまんでわざと出血させ、とりあえず水で流します。出血している間は大丈夫なんでしょうけど、気になるんです。
昔、祖母が手に包帯を巻いていました。原因は棘です。棘を抜いたときにばい菌が入り化膿し、腫れ上がったのです。メスで切って膿を出し、包帯ぐるぐる巻き。棘を馬鹿にしたら怖いよ、と祖母がつらそうに呟きました。
それ以来、小さな刺傷に敏感になってしまうのです。
で、ワイヤー交換。
ここでブログでは写真入りで交換の手順、となりますが、手順を知りたい方は他の方の記事をどうぞ。Google先生がいくらでも見つけてくれます。
他の記事に書かれていないような有益な情報があれば書き残しますが、特にないんで……。あ、一個ぐらいあるかな。
前回ワイヤー交換したのは昨年の二月。クロスバイクをばらして大掃除したときです。シフトのワイヤー含め、ワイヤーを全とっかえしました。
そのとき、ほつれはなかったと思うのですが、乗っていないのにほつれるなんて哀しいですよね。
さて、交換は半時間ほどで終了。ついでにアームやシューを掃除して、アウターケーブルに注油したりと、以外に時間がかかりました。
ワイヤーの交換自体は簡単です。面倒なのはブレーキ・シューの調整。トーインを作らなくてはならず、慣れないと手間取ります。でも、ブレーキ・シュー・チューナー・ツールがあると簡単。
まあ、色々メンテナンス道具を買い足していますが、これは秀逸です。なくても調整はできますけど、このツールがあればあっという間。あっという間は大袈裟かな。簡単なのは間違いありません。オススメです。
さあこれで仕上げ、最後の工程だと、(簡易ですが)トルクレンチで規定のトルクまでワイヤー固定ナットを締めました。すると同じ箇所にほつれ。替えたばかりなのに……。哀しくなってきました。
トルクをかけすぎてつぶれたのか?
ネットで調べますと、ブレーキの部品に問題があのではとの書き込みが散見されました。
困った。
とりあえず、ほつれが外を向かないようにワイヤーをねじって固定。うまく隠れたと、余ったワイヤーが猫のヒゲのようにピンと外に出ないように曲げて、アームにかけました。でもやっぱりほつれが猫のヒゲのようにピンと立ちました。
この曲げの動作が悪いのか?
ワイヤーの再調整がしやすいようにワイヤーを長めに残して切るタイプです。今回はほつれ防止のために短く切って、邪魔にならない程度にヒゲを立てました。
ほつれの原因は要研究ですね。
ブレーキなので慎重に。ブレーキが効くことを何度か確認し、乗ってどうなのかも確認。図書館まで走ってみました。
きっちりブレーキは効きます。でも、油断は禁物。妻には乗る前にブレーキの効きの確認だけは怠るなとアドバイス致しましょう。