【自転車】ペダルはルルル ~SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior
重くなるのを覚悟の上でペダルを交換しました。
交換したのは折りたたみ自転車のペダルです。輪行しますので1gでも軽くしたいところです。でも、走行中の快適さを優先し、しっかり踏めるフラットペダルに替えました。MKS(三ケ島)の SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior です。
その目的、期待していること、選んだ理由は、
- 幅広でしっかり踏める。
- MKS のくるくる回る軽やかさ。
- 取り外し簡単。
です。
財布にも重かったペダル交換ですが、その結果は、期待通りでした。
しっかり踏めて、
くるくる回って、
着脱簡単。
今回のブログの情報をまとめると以上。ちゃんちゃん。
これじゃあ愛想なさすぎ。暇つぶしにもならんわけで、お暇な方には、ペダル交換についてぐだぐだの雑談にお付き合いいただきましょう。
なぜこの SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior なのかは既にぐだぐだ書いたので割愛。
Amazonでポチって家に届いてからの話といたしましょう。
と、ここでペダル交換の手順のご紹介となるところですが、例によって省略。他の詳しく正しい情報掲載のサイトに譲ります。
ここでは素人なりに気になったりひっかかったところだけ。
■ ペダル交換の工具
ペダルの交換は簡単といえば簡単。
- 左右の区別があること、
- 要は左右でネジの切ってある向きが逆であること、
- つまり左は通常と逆にネジを回すこと、
に気をつければいい。それだけです。
ところが一つ落とし穴があります。工具です。
ペダルの着脱の工具には、所有(コレクション)しているペダルだけでも3種類あります。
- ペダルレンチ
- アーレンキー6mm
- アーレンキー8mm
ペダルレンチさえあれば大抵は事足りますが、ペダルによってはペダルレンチが役に立ちません。今回取り外すTIOGAのペダルがこれに当たります。
TIOGAのコンパクトペダル、シュアーフットミニ ペダルは、コンパクト化、軽量化のため部品点数を減らしています。ペダルをクランクに固定するための六角ナットがないのです。その代わりに回転軸が六角ボルトになっています。8mmのアーレンキーで直接回転軸を回して着脱するんですね。
ロードバイクにつけているSHIMANOのビンディングペダル、PD-A530。こちらはペダルレンチでもアーレンキーでもどちらも使えます。両刀ですね。ただしアーレンキーは6mm。サイズが異なります。
ちなみにクロスバイクのペダル、MKS(三ヶ島) ラムダ [LAMBDA] はペダルレンチのみ。
そうそう、このペダルレンチが曲者で、開口部15mmというレンチは一般的な規格ではないのです。ペダル特有なんですね。サイズ調整できるモンキーレンチならいいのですが、サイズ固定のレンチであれば、ペダル専用のペダルレンチが必要です。
という次第で都合、3種類の工具が必要となるわけです。
で、今回 SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior を付けるにあたり、ペダルレンチが一本増えることとなりました。4本目のペダルは、厚み3.2mmのペダルレンチ、MKS(三ヶ島) ペダルスパナ [薄型]です。
Ezy Superiorシリーズは工具なしでペダルの着脱ができるという構造上、クランクにアダプター(受け軸)を取り付けるための六角ナットが薄いのです。そのため、厚さ3.2mm以下のレンチでなければ取り付けナットをつかめません。厚さ3.2mm以下のレンチは一般的ではないため、MKS Superiorを使う以上、専用のペダルレンチを買うしかないのです。
4本目のペダルレンチです。
専用ペダルレンチはペダルと同時に届きました。現物を見てびっくりというかがっかり。薄いので安っぽいのです。組み立て式家具なんかに付いてくるレンチのようです。安いからいいんですけどね。
■ 取り付け簡単
さて、工具さえそろえばペダル交換は簡単、省略。特殊な機構をもったEzy Superiorですが、クランクへの取り付け方は普通です。
付けたら早速ペダルの着脱。Ezy Superiorは、某自転車量販店の見本で体験済み。もう驚きはありません。ついに我がものになったという感慨深さが先に立ちます。
外し方は簡単。
- 回転軸にあるリング(取説ではキャップ)にある凸印をクランクに固定された軸受の凸印にあうように回す。
- あったらリングをクランク側に押し込んでロック解除。
- そしてペダルを引き抜く。
以上です。
わずかスリーステップ。一瞬で外れます。一瞬は大げさですね、2秒かからないぐらいです。2秒でも大げさ? もちろんリングとペダルに手をかけてから2秒です。立った状態からしゃがんでペダルに手をかけて——だとその時間はプラスされます。外す作業のみで2秒です。
付けるときは、
- 回転軸にあるリングにある凸印をクランクに固定された軸受の凸印にあうように回す。
- あったらリングをクランク側に押し込む。
- そしてペダルを差し込む。
- リングから手を放すとリングが戻りロックされます。
呆気ないぐらいです。何より工具なしで着脱できるのが輪行にはうってつけです。
実際に SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior で輪行しましたが、輪行中にペダルが出っ張らないので助かります。かついだ時に脇腹に食い込むことがありますし、電車の中でほかの乗客が近づいたときに当たらないか心配する必要がありません。
SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior には収納用の巾着袋がついてきます。輪行するときはこの巾着袋に入れて、ステムバックに放り込みます。裸のままステムバックに放り込みたいところですが、抜いたときに露出する回転軸にはグリースがたっぷり。ベタベタになるのでやめときます。
■ 軽い軽い
さて、SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior がついたところです試乗。ファーストインプレッション。第一印象。
軽っ
踏み出しの一回転目が軽いのに驚きました。回り出すとそんなに感じなくなりますし、二回目の踏み出しではもう当たり前になってしまいました。でも、確かに一回転目は軽かった。
その後、チェーンの乾拭きのときにチェーンを回すために手でペダルを回しましたが、明らかに軽いですね。さすがは三ケ島。フラットペダルならMKSですね。
自転車ペダルの三ヶ島製作所 | 自転車ペダルの新たなフォルムを創造し、高品質な次世代ペダルへ夢をつなぎます。
輪行してよし、走ってよし。加えて財貨感。外してペダルを置くときに、カランカランと透明感ある響きを立てるんです。たまりませんな。ええもん買うたと思います。
とまぁいいことだらけですが一つ心配事が。
前々回の輪行のとき、グローブを片方なくしました。帰りに輪行袋に詰めたところに忘れて来たようです。ドリンクボトルを忘れて十キロ取りに帰ったこともありますし、モノの置き忘れはしょっちゅうです。
輪行の際、外したペダルを置き忘れるのではないかとドキドキです。急ぐときなどやっちゃいそうです。ペダルを置き忘れないか、それだけが心配です。
■ ルルルのペダル
ペダルは自転車との接点です。人が自転車に乗るとき、自転車と触れるのはハンドル、サドル、ペダルのルルルです。ルルルとのお付き合いは大切にしたいところです。
実はペダル交換と同時にバーテープの張替えもしました。長くなるのでバーテープの話は別の機会に。
以上、ペダル交換のお話でした。ちゃんちゃんルルル。
ルルルで思い出しました。
幼かった娘と尻取りをしたとき、「る」が出てくると、
るーるーるるるー♪
と由紀さおりと安田祥子姉妹のように娘と身体を揺らしながらハミングしたものです。もうそんな時代には戻れないなと思うと、寂しい今日この頃です。ルルル。
それではこの曲でお別れです。
夜明けのスキャット (二重唱+ピアノ伴奏) 由紀さおり & 安田祥子