【本】本数珠つなぎ19冊目『夏のプリズム』
本数珠つなぎ19冊目は、
『夏のプリズム』関口 尚著(集英社文庫)
本数珠つなぎ18冊目は『真夏の方程式』でした。夏つながりです。表紙絵に自転車が出ているのもポイントですね。
この青臭さが青春なんでしょうね。こういう話にときめかなくなったということは、じじいになったってことなんでしょうか。
でも、それで卑下することはなく、堂々とつまんない、といえる毅然とした大人になりたいものです。
わたしは穴だらけのかすかすのチーズになる。
穴だらけのチーズなんて、『トムとジェリー』でしか見たことありません。
この比喩を読んで一気に冷めました。こっちがカスカスになりました。
少年たちが憧れる大人の女もアニメ的です。ああ、早く終わってくんねえかなあと、後半は苦行でした。始まりはちょっと面白かったんですけど。
ということで早々と店じまい。
さて、本数珠つなぎ20冊目はどうしましょう。身が入らなかったのでつながらない。
リベンジも含め夏つながりでオーサ・ラーソン著『赤い夏の日』でいきましょうか。