週末は晴れ

自転車でスケッチしながら北海道を一周するのが夢

【自転車】サドル日記第一部 ~サドルを磨く日々

 

お父さんは革のサドルが欲しいんだよ。

 

クリスマスプレゼントに悩む妻への次女の一言。

次女の一言で、クリスマスプレゼントにBROOKS Swift Chromeをもらいました。

馴染むまで痛みに堪えなければいけないというBROOKSの革サドル。
痛みの向こうにはハンモックの極楽があるというBROOKSの革サドル。
馴染ませるためにこまめなメンテが必要というBROOKSの革サドル。
それもまた楽し。

ということで、革サドルが私のお尻に馴染む(であろう)までのサドル日記です。

 

f:id:mono93:20190112234802j:image

 

【サドル日記】

 

2018/12/30 OIL

オイルを塗る。表8裏2。
マニュアルには表に塗れ、裏に塗りすぎるなとある。

 


2018/12/31 OIL

二回目のオイル。
最初はたっぷり塗るべしという。色々調べると裏もしっかり塗った方が良さそうだ。
昨日は控えめに塗ったので塗り足し。表4裏6のイメージ。


2019/01/01 (一走目)

36.12km
お尻が滑って安定しない。
ペダリングがめちゃくちゃ。ふらつく。
ケイデンスが上がらない。85~95rpmぐらい踏めてたのに75rpmが精一杯。
腕と脚で踏ん張ろうとするので疲れる。
局部に圧迫感。
ハンドルを1cm上げてみた。少し楽になった気がするだけ。効果はなし。

 

mono93.hatenablog.com

 


2019/01/02 (二走目)

29.64km:累計65.76km
ハンドルをさらに0.5cm上げる。
サドルを2cm前に出す。
サドルの前を上げて、尾骶骨が乗る辺りを水平にした。※
前に滑らなくなり、少し楽に。
局部の圧迫感が少し解消。
しかし、お尻の滑りは相変わらず。
ペダルが安定しない。ケイデンスも上がらない。
尾骶骨辺りが痛くなるが、乗られないほどではない。
尾骶骨が乗る辺りに窪みができたような気がする。

 

※サドルは水平とよく言われますが、尾骶骨が乗る部分が水平でなければ尾骶骨は低い方へ滑り落ちます。BROOKS Swift Chrome は真ん中あたりがくぼみ、後ろがせり上がった感じです。ですので、すべり台のように尾骶骨が滑り落ち、お尻が安定しません。
であるならば、前の方を少し上げて尾骶骨が乗るあたりが水平になるようにすればお尻が滑ることはなくなると考えたわけです。
ネットで調べると同じご意見の方もおられるようで安心しました。


2019/01/04 OIL

夜にオイル。表5裏5。

 


2019/01/05 (三走目)

49.49km:累計116.25km
サドルを5mm下げる。(購入時に販売店でセッティングされたポジション
サドルの前を上げたことでお尻が安定。ふらつきがなくなり、ケイデンスも上がるようになった。今まで通り95rpmまで伸びる。
お尻は痛くない。いつもより厚めのパッドだったからかも。
骨盤が立つように心がけた。
すぐ骨盤が倒れ腕で支えるので、肩に痛み。
クロスバイクに乗り始めてじたばたしていた頃を思い出す。
終盤の肩の痛みを除けば、今までの走りがもどってきた気がする。
でも、今まで使っていなかった筋肉に負荷。軽い筋肉痛だが、昨日の輪行の疲れかもしれぬ。
減速帯でハンモックのような柔らかさを体感。疲れてくると減速帯のガタガタが苦痛だったが、今日は柔らかく感じた。

f:id:mono93:20190112235123j:image


2019/01/06 (四走目)

36.51km:累計152.76km
今日は薄めのパッド。乗り始めに痛みを感じたが直ぐに気にならなくなった。
新しいポジションで乗りやすくなったが、まだ腕で支えている。
乗り始めにサドルにお尻を乗せた瞬間がふわふわといい感じ。腕にもお尻にも負担がかからない。骨盤も立っている。漕ぎ始めてしばらくすると姿勢が崩れ、腕に負担がかかってくる。

 


2019/01/12(五走目) OIL

49.6km:累計202.36km
乗り始めの1キロ程はお尻が左右に滑った。安定してからは普通に走れた。
お尻が痛くなることはなかったが、40km超えた辺りからお尻に強ばり。50km超えると痛みに変わるのではと不安。
小さな段差で衝撃を感じることが減った

帰宅後、オイル塗り。表2裏8のイメージ。
とある雑誌の記事で、革サドルの特集があり、その記事では裏塗りだった。

 


2019/01/13(六走目)

28.60km:累計230.96km
昨日の疲れが残っているのか、お尻が痛くなる気配があった。
短距離なので痛くなるまでには至らず。

 

 

2019/01/16(七走目)

15.0km:累計245.96km
サドルの前の上げ具合を少しにした。かなり意識して背を丸め骨盤を立てないと前に滑る。滑らないよう腕で踏ん張る。よろしくない。
往路は追い風。復路は向かい風。向かい風で身体が後ろに追いやられ楽になる。
お尻は痛くない。滑るのが問題。


2019/01/18 OIL

表3:裏7 のイメージ
竹べらを使い裏と革と金具の間にオイルを押し込む。ドライヤーで温めると溶けて隙間に流れ込む。


2019/01/19 (八走目)

49.59km:累計295.55km
お尻が滑るのはサドルが高いから、という情報があった。数ミリ低くしてみた。
サドルの角度は全体としてフラット。前側のトップと後側のトップがほぼ同じ高さ。ゆるやかに真ん中よりやや後方がくぼんでいる感じ。
サドルを少し低くした効果か、前滑りがそれほど気にならない。全く腕で支えていないとまではいかないが、手のひらと肩が少し楽になった。
ハンモックのような乗り心地は実感。少々の凸凹なら衝撃を感じない。サドルが固いと思うが痛くない。

 

 2019/01/25 OIL

表4裏6のイメージ。

 


2019/01/26(九走目)

28.51km:累計324.06km
サドルを前に出してからお尻が安定するようになった。お尻が暴れることはない。
特に痛みもなし。普通に乗られている。

 

 

2019/01/27(十走目)

49.52km:累計373.58km
何の問題もなく走る。
走り始めてしばらくはお尻が定まらない。サドルが温まる、というのがあるのだろうか。冷え切ってカチカチのサドルが体温と摩擦で温まり、革が柔らかくなってお尻が落ち着く感じ。

後ろの端に傷。休憩のときに、自転車を寝かせたときにつけたのかな。ちょっとショック。

 

 

2019/02/01 OIL

表4裏6のイメージ。

 

 

2019/02/08 OIL

 

2019/02/10(十一走目)

36.95km:累計410.53km
特に進展なし。普通に乗られている。

 

 

2019/02/16 OIL

 

2019/02/17 (十二走目)

49.59km:累計460.12km
乗り始めは冷たい大理石のベンチのよう。走っていると硬さを感じなくなる。体温とか摩擦で温まり、革が柔らかくなるのだろうか。

 

 

2019/02/23 (十三走目)OIL

72.25km:累計532.37km
革サドルで初めての70km超え
全く痛くないとは言わない。痛くて走れないということにはならなかった。尾てい骨が痛いなあ、という程度。一時間おきの軽い休憩でお尻を休ませ、走りきれた。なんだかんだで100kmも走れるだろう。
翌日に折りたたみ自転車に乗った。サドルに乗ると痛みがあった。でも、20km少し走られた。

 

2019/03/01 OIL

 

2019/03/02 (十四走目)

16.16km:累計548.53km
やっぱり走り出しは堅い。しばらくすると柔らかくなる。

 

 

2019/03/08 OIL

 

 

2019/03/09 (十五走目)

31.79km:累計580.32km
乗り始め、左の尾てい骨が痛かった。いつの間にか痛みは感じなくなっていた。
夜、お尻が痛い。尾てい骨あたりの筋肉痛だ。サドルのせいかのか、最近乗っていないので筋肉が落ちてきたのか。

 

 


2019/03/16 OIL

 


2019/03/24(十六走目)

101.42km:累計681.74km
革サドルで100km走る。覚悟していたが、杞憂だった。痛くなったのは肩だけで、お尻は痛くない。快適とはいえないが、何の苦もなかった。意識することがなかった。
前のサドルでは60km超えるとお尻に痺れが出ていた。折りたたみ自転車だと40km超えると辛い。
100km超えても痛くないというのは素晴らしい。

 

 


2019/03/31(十七走目)

48.98km:累計730.72km
ハンドルとワイヤーを交換。ディレイラーの調整も自力。フロントギアからチェーンが落ちるトラブルが二回。調整しながら走った。
革サドルは問題なし。

 

 


2019/04/05 OIL

 

 

2019/04/07(十八走目)OIL

57.18km:累計787.90km
後ろ側、扇部分の右側に細かな皺がよってきた。これが馴染むということか? 左にはない。つまり右側に重心が偏っているということか?

 

 


2019/04/13(十九走目)

49.70km:累計837.6km

 

 


2019/04/14(二十走目)OIL

49.80km:累計887.4km

 

 


2019/04/20(二十一走目)

49.80km:累計937.20km
前滑りはサドルの前を上げても根本的解決にはならない。前滑りはペダリングで解決する。前滑りは下死点で後ろに蹴るペダリングが原因。後ろに蹴るから反作用でお尻が前に出る。
というので、サドルをフラットにした。正確には先と後ろが同じ高さ。中央がくぼんだ状態。
ペダリングを下死点で後ろに蹴らないように気をつけた。

 

 


2019/04/21(二十二走目)

49.87km:累計987.07km
左側にも皺が出てきた。

 

 

 

1000km超えたところでサドル日記第二部へつづく

 

 

mono93.hatenablog.com