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【本】本数珠つなぎ16冊目『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

 

本数珠つなぎ15冊目オリエント急行殺人事件でした。

 

mono93.hatenablog.com

 

16冊目は映画の原作つながりでアンドロイドは電気羊の夢を見るか?

 

 

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』

疑問形タイトルの本が一時期流行りましたな。あざといタイトルの付け方に読む気が失せましたが、答えは知りたい……。

 

 

 

 

とまあ疑問形タイトルの元祖なようなそうでないようなアンドロイドは電気羊の夢を見るか?。ご存知映画ブレードランナーの原作であります。

 

映画の方は公開時に観ました。1982年ですから大学生。バイト先の深夜喫茶の店長に連れられ、閉店後のオールナイトを観にいきました。京都は新京極にある映画館です。何の映画か知らずに観にいきました。
見終わってから北白川にあるからふね屋に店長の車で向かいます。ブレードランナーのラストシーンのように白川通を車で走ります。暗い映画やったな、と店長が呟きました。私はシートにもたれ、朝焼けの空を見上げて痺れていました。
公開時のラストは救われません。でも、すごいものを観たと痺れていました。

それ以来、何度も観ました。でも、原作は読んだことがなく、今回初めて手に取りました。

読まなきゃよかった。というか、読む必要はありません。別もんですよ。
デッカードが俗物にしか思えません。ハードSFにありがちな新興宗教のような設定にも辟易です。似て非なるものと思って読むべきでしょう。さらにいえば、読まなくても済む。残念な感じです。

新京極の夜から四半世紀。続編が公開されました。ブレードランナー 2049。こちらは観てよかった。
公開後の評判は期待されたほどではないと、微妙な感じです。でも、私は大満足。後から知ったのですが、上映時間が2時間44分もあったんですね。そんなに長い映画と思えませんでした。

 

 

さて、本数珠つなぎと言いながら、映画の話ばかりになりました。やっぱりブレードランナーは映画です。ストーリーも大事ですが、映画ならではの映像美、音響、そして音楽。絵と音が一体となって『ブレードランナー』の世界を構築しているのです。

 

ということで、本数珠つなぎ17冊目はやはり原作つながりで、有頂天家族

 

 

そうそう、アンドロイドが電気羊の夢を見るのかについては……。