【自転車】ヘルメットはかっこいい。
スピード出して自転車に乗るならヘルメットをかぶってちょうだい
クロスバイクを買ってから妻にいわれました。
クロスバイクは高性能のママチャリとして買いました。家族と買い物に行くときの足です。クロスバイクなんて言葉も知らず、「ええの買うたら?」との妻のすすめに従い、デザインに一目惚れして「ビアンキとやら」を買いました。
そして店を出て、高性能のママチャリを一漕ぎした瞬間、高性能ママチャリがクロスバイクになりました。「ビアンキとやら」が「Bianchi CIELO」に変わった瞬間でもあります。
「よう走るわ。運動不足解消に乗ってみる」
妻に告げたとき、いわれたのです。
スピード出して自転車に乗るならヘルメットをかぶってちょうだい
まだ子乗せママチャリで葛西臨海公園にいっていたとき、サイクリングロードの入口でロードバイクの事故のあとを二件目撃しました。二件とも、ローディさんが横たわっまていました。一人は頭から血を流していました。横たわっていた二人がヘルメットを被っていたかは覚えていません。
親分肌というより兄貴といった感じの伯父がいました。老いた伯父は仕事のあと、お好み焼き屋でビールを飲むのが楽しみでした。その帰り、自転車で転けて亡くなりました。打ちどころが悪かったのでしょう。
素直に妻のいうことを聞き、近所の自転車屋でヘルメットを買いました。
その店では3モデルぐらいしか置いていませんでした。選択肢は限られていましたが、気にもしません。休みの日にふらふら気楽に乗るつもりでしたから、こだわりはありません。
いろいろ試して、お手頃価格で被り心地が良かったものを買いました。
KABUTO FIGO
OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット FIGO パールホワイト M/L (頭囲 57cm~60cm未満)
- 出版社/メーカー: OGK KABUTO(オージーケーカブト)
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: スポーツ用品
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このヘルメットに一度助けられました。
クロスバイクに調子こいて乗っていた春、下り坂を粋がって走っていました。スピードが出ています。向いから走ってきた子供の自転車が急に前に出てきました。前かごにの虫かごに気を取られていたようです。
急ブレーキをかけ、ジャックナイフ。子供との接触は避けられましたが、転倒。何故か鼻の下を二針縫う怪我。そしてヘルメットには亀裂が入っていました。
もしヘルメットをかぶっていなかったら、どこに亀裂が入っていたでしょう?
そしてもう一度同じヘルメットを買いました。FIGOに感謝こそすれ何の不満もありません。
そのヘルメットも四年目。つまり四年間無事故で過ごしています。転倒もありません。
ヘルメットは使い始めて三年で買い替えだそうです。三年で買い替えはメーカーのマーケティングだろうと揶揄する声もあります。
じっくり四年目のヘルメットを見ますと確かに傷んできています。緩衝材には所々に亀裂があります。特にベルト(いわゆるあご紐)の付け根辺りの傷みが激しい。
素直に買い替えることにしました。3個目も同じヘルメットでは芸がないので、ちょいランクアップしようと思います。
ヘルメットの値段差は安全性の差ではないそうです。軽さ、通気性、空気抵抗など装着感や走行性能の話のようです。
一秒でも早くとは思わないので、相応のヘルメットにしました。
KABUTO RECT
OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット RECT (レクト) G-1マットホワイト サイズ: M/L
- 出版社/メーカー: OGK KABUTO(オージーケーカブト)
- 発売日: 2018/08/25
- メディア: スポーツ用品
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選んだ理由は今のヘルメットよりワンランク上で軽くなったから。それとデザイン的にスリムだ、というところです。
- FIGO 260g
- RECT 245g
- REZZA 235g(M/L)
もうちょい値段が高くて10g軽い同じカブトの REZZA と悩みました。お値段の差は付属のフロンバイザーと思われます。フロントバイザーは使わないので、コンパクトが売りの RECT にしました。ちょっとでもキノコ頭が緩和されればと。
ヘルメットを被らない理由は大きく三つあろうかと思います。
- 邪魔
- 面倒
- かっこ悪い
三つ目のかっこ悪い原因は、よくキノコ頭と揶揄されるところにあるのでしょう。でも、ヘルメット姿がかっこいい人がいますよね。
ヘルメットがかっこ悪いのではなくて、自分自身がかっこ悪い
わけです。
そして、
ヘルメットに被られるのではなく、かっこよく被ればいい
というほど簡単ではありませんが、その世界に達するまで修行だと、いずれかっこよく被ってやろうと思います。
ヘルメットをかぶるとかっこ悪いのはかっこよくかぶるセンスが無いだけの話です。かっこ悪いからヘルメットを被らないというのは、私はセンスがございませんと喧伝しているに等しいと思うのです。
私はヘルメットから逃げません。ヘルメットは味方です。
話が逸れました。
とある量販店でカブト以外のメーカーも試着しました。アジア人向けのデザインという GELO も試してみました。どれもしっくりしません。超高級海外ブランドのヘルメットより、入門者向けカブトの方が気持ちいい。所詮は日本人の頭蓋骨なんですな。
試着して、KABUTI の RECT で納得して店を出てジャングルでポチ。試着したその店では買いません。
その店にはヘルメットが沢山並んでいます。二年ほど前、ふらふらヘルメット売り場を歩いていますと、夫婦のお客がヘルメットを試着していました。奥さんが棚に戻そうとしたとき、ヘルメットを落としてしまいました。
そこに現れた若い店員。奥さんが拾ったヘルメットを取り上げると、
「ヘルメットは一度落とすと安全性が保証できませんので売れなくなります。これ(奥さんが落としたヘルメット)は展示品として使い販売はしませんが、今後お気をつけ下さい!」
奥さんはすいませんとつぶやき、夫婦はすっと消えました。
つまり、この店では店員が見ていないところで落とされた可能性があるヘルメットでも販売しているということだ。そんなに厳しい基準なら展示品を売るなよ。そもそもものの言い方があるだろう。
この店で物を買うのは止めよう。少なくともヘルメットだけは買うまい。そう決心した次第です
さて、届いたヘルメットを箱から取り出しての感想は、
軽っ
この一言。でも悲しいかな、この軽さにすぐ慣れてしまい、自転車に乗っている間は重いも軽いも意識することはありません。自分のヘルメット姿をまじまじと見ることもなく、ヘルメットを新調しても何も変わらない我が身であります。
OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット REZZA パールホワイト M/L (頭囲 57cm~60cm)
- 出版社/メーカー: OGK KABUTO(オージーケーカブト)
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: スポーツ用品
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