【ギア】LEATHERMAN で熱いものをつまむ
なんか陰気な特撮ヒーローものでしたが、忘れられないものがあります。
でも、今回は知る人ぞ知る(というか年寄りは知っている)ミラーマンではなく知る人ぞ知るレザーマンのお話。
ポタリングに出た先で、固形燃料に火をつけ湯を沸かします。炎で火器が熱くなります。クッカーも熱くなります。素手では触れません。
継ぎ足した固形燃料が偏ります。真ん中に寄せたいけど炎があるので手が出ません。摘むものが欲しくなります。
調べてみますと、ソロキャンパーは火器などつまむのにラジオペンチのような器具を使っています。さらに調べますと、それはマルチツールでした。柄の部分に収納された工具が千手観音のように出てくるアレです。自転車のマルチツールならば六角レンチが出てくるところですが、アウトドアなマルチツールではナイフ、栓抜きなんかが出てきます。その中にプライヤーもあるのです。
同じものが欲しい!
一ヶ月ほど悩みました。悩んで一ヶ月楽しみました。
マルチツールに求める条件は、
- プライヤーがあること
- 小型軽量
- ハサミとナイフは欲しいかな
- お手頃価格
いろいろ調べて悩んで残った候補は三つ。
LEATHERMAN マルチツール SQUIRT PS4
重量:56.4g
機能:9種
- プライヤーニードルノーズ
- プライヤー
- ワイヤーカッター
- ナイフ
- ハサミ
- ヤスリ
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
- 栓抜き
LEATHERMAN マルチツール STYLE PS
重量:44.7g
機能:9種
- プライヤーニードルノーズ
- プライヤー
- ワイヤーカッター
- ハサミ
- プラスドライバー
- 爪ヤスリ
- ピンセット
- カラナビ
- 栓抜き
HIGHMOUNT(ハイマウント) TRUE UTILITY Scarab 14590
重量:46g
機能:6種
- ノーズプライヤー
- ワイヤーストリッパー
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ナイフ
- ヤスリ
ハイマウントは安くてコンパクト。コンパクトすぎて、プライヤーとしては短いのではと心配です。炎が出ている状態で使うのが目的ですから、長いにこしたことはありません。見た目の財貨感もレザーマンには劣ります。
ないな。落選。
レザーマンのナイフ付きの STYLE PS とナイフはないが軽い SQUIRT PS4 とで悩みます。
ナイフをとるか軽さをとるか。
重量差は約12g。たかが12g、されど12g。
12g軽くするのに自転車だといくらかかるのか。なんてことを考えるとされど12g。
やっぱりナイフはあった方がいいかなあ……。軽さはナイフの代わりになりません。ピンセットとかカラナビより余程役に立ちそうというか、カラナビなんて不要です。となるとたかが12g。
ということでナイフ付きの SQUIRT PS4 をポチ。
で、さっそく使うチャンスが訪れました。
いや、プライヤーがあると安心ですね。楽です。気軽につまめます。食器を工具でつかむ。なんか軽いワイルド感というかアウトドア感があります。
ハサミ。使いました。カップヌードルのパッケージを切るのに使いました。カップヌードルといってもリフィルタイプです。真空パックされているので、フタをはがしただけでは中身が出てきません。で、ハサミでパッケージに切れ目を入れて割けばOK。ハサミがあってよかった。
ナイフ。使いました。固形燃料一個では足らず、もう一個足すにはもったいない、半個でも多いぐらい——となったので、予備にもってきていた固形燃料をナイフで半分に切りました。マルチツールのない前回であれば、丸々一個投入するしかなかったでしょう。ナイフ付きでよかったと思った瞬間です。
ということで、いきなり活躍のレザーマンのマルチツールでした。
うん、買ってよかった。
ところで、自転車のサドルバッグに入れっぱなしのノグチのチェーンカッターには六角レンチとプラスドライバーがついてます。千手観音のマルチツール代わりに持ち走っています。
最低限の工具はそろっていますが、マイナスドライバーがないのが常々不安でした。
さらに、チェーンカッターとピンを持ち歩いていますが、ピンを折る工具はありません。いざというときどうするつもりなのか、自分でもわかりません。そんな自分にレザーマン。ピンを折るのに使えそうです。
そうなんです。レザーマンのマルチツールは足りない自転車用ツールを補完してくれるのです。サドルバッグに入れておけば役立ちそうです。
うん、買ってよかった。
レザーマンは用もないのに持ち歩きたくなります。