【自転車】チェーン交換その3と植木算
いやいや長いですな。ただのチェーン交換の話で3回分。まあ、1回にダラダラ長くつなげてもよかったんですけどね。人間息抜きが必要ですわ。
ということでようやく交換。
ミッシングリンクで取り付け。SHIMANO はチェーンの向きがあるというのでそこだけ気を付けました。
クロスバイクのときは KCM のチェーンを使っていました。ミッシングリンクも付いてお買い得。一部の SHIMANO のチェーンも KCM 製だといいますし(真偽の程は分かりません)。チェーンお得意のメーカーのようで、安心かなと。
なので、ミッシングリンクは経験済み。お手の物。
ミッシングリンクはチェーンの洗浄のときも便利、といいます。確かに外して洗った方が楽そうだしキレイになりそうです。
で、何度かやりましたが面倒くさい。取り外した直後は汚れてますから、手だけでなく触れたところ全てが黒くなります。チェーンなんで輪っかができると伸ばすのも面倒。外でやって地面に落とすと砂だらけ。家の中で床の上に落とそうものなら……。洗うのも容器がいりますし、その後片付けも大変。
手間です。汚れます。時間がかかります。
ということで、洗浄キットの出番です。
いや、チェーン交換の話。
クロスバイクのチェーン交換でミッシングリンクを使いました。そのとき、ミッシングリンクリムーバーがあった方が断然便利、ということで、ミッシングリンクリムーバーも持ってます。いろいろ持ってますな。ラジオペンチでも出来ちゃいそうですけど。
またまたふと思ったんですが、出先でどうするんだろう。指先でも着脱できないことはないようですが……。付ける方はなくてもいけそうですが、外すのが大変そう。コンパクトリムーバーとかリムーバー付きタイヤレバーを持ち走った方がいいのかな。
とりあえず考えないことにしましょう。チェーン交換です。
というわけで、ミッシングリンクなので取り付けは簡単。前段の方が長いです。
そうそう、取り付ける前にチェーンの長さを調整しなくてはいけません。焦らしますな。
チェーンの長さを決める理屈はあるようですが、今の長さに合わせるのが簡単。今のチェーンの駒の数を数えます。外側のリンクが53個でした。
ここで問題です。
内側のリンクは何個でしょうか?
植木算ですね。
この植木算、苦手なんです。小学生のとき覚えなかったんですね。単純明快なのに。絵を書いて数えればええやん、と思ったんです。根っからの武将ものです。いや、不精者です。同じブショウでも随分違いますな。
ちなみに、我が娘は、99本の植木の絵を葉っぱ枝つきで描いて数えてました。さすが我が娘。でもお父さんには99本葉っぱつきで描く根気はないよ。
内側のリンクも53個——ですよね? 不安になるんです。心配性です。で、数えちゃう。池の周りの植木だから同じなんですけどね。
さて、ミッシングリンクは外側リンクです。ですから一番端の外側リンクをひとつ外して52個にします。
新品のチェーンを外側リンク52個、内側リンク53個になるように切ります。ピンを抜きます。緊張します。理屈はあってる? 数え間違ってない? 植木算が苦手なのです。不安なのです。
暇そうな次女にも数えてもらい、少し安心できたところでいよいよカット。その前に、チェーンを丸めてミッシングリンクを置いてシミュレーション。大丈夫、よし切ろう。
この瞬間が一番緊張します。
ここまでくれば簡単。がらがらチェーンを通してミッシングリンクで連結。
そうそう、チェーンフィキサーのことを忘れてました。チェーンカットや連結の際にチェーンの端と端を針金で引っ掛けて作業しやすくする道具です。針金で自作できちゃいますね。今回はチェーンカッターについているフィキサーを使いました。フィキサーがあるとイライラしなくてすみます。
で、交換終了。
長い長いチェーン交換の話が終わりました。お疲れ様でした。
ちなみに交換作業はチェーンを箱から出して外に出て交換して後始末するまで30分程。ベテランの方からすると長ぇ、かもしれませんが、自分としては瞬時に終わった気分です。
交換が終われば試走といいますか、走りました。いつもの荒川CRをおニューのチェーンで走ります。
いや、新しいチェーンは違いますな、ペダルが軽く、チェーンの伸びによる無駄なトルクもかからない、ギアチェンジもバッチり決まります——なんてことは分かりません。いつもと一緒。チェーンが回る音が違うとは思いますが。そんなことより帰りの向かい風がつらい……。
いつもの感じで走ったわけですが、ひとつ明確な違いがありました。
汚れのないチェーンがキラキラ光ってます。シルバーのキラメキ。気持ちいいですなあ。
ということでチェーン交換の話でした。
学んだことは、
- ディグリーザに浸さない
- 携帯ツールのチェーンカッターが使える
- 植木算
そうそう、チェーン交換してチェーンに同梱されていたピンが一本余りました。軽いしかさばらないし、ミッシングリンクと一緒にサドルバッグへ放り込みました。どうやってピンを折るかはそのとき考えます。
キラキラの新品チェーン。いずれは黒ずむのでしょうが、乗る度に乾拭きしますよ。