週末は晴れ

自転車でスケッチしながら北海道を一周するのが夢

【自転車】時計回りの鉄則 ~内房なぎさラインを走る

 

輪行内房を走りましたが、島、半島の海岸線を走るときの鉄則、時計回りを忘れていました。

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島、半島はなぜ時計回りなのか。
自転車は左側通行。時計回りだと海に近い側を走ることになります。反時計回りだと陸に近い方を走ります。
わき見運転は危険、といいつつも、走っているときの風景は自転車に乗る上で欠かせません。牛丼屋に入って卵かけご飯を食べて帰ってくるようなもんです。腹がふくれればいいわけじゃない、自転車漕げればいいわけじゃない。美味しく楽しくないといけません。
というわけで、島や半島の海岸線を走るときは時計回りが鉄則です。

 

今回、内房の海岸線を走ったわけですが、南下という反時計回りのルートを選んでしまいました。理由は三つ。

  1. 鉄則をうっかり忘れていた。
  2. 遠くに向かって走りたかった。
  3. 早くスタートしたかった。

鉄則を忘れたというのはそのまんま。海岸線が続いた後半でようやく思い出しました。

二つ目の遠くに向かって走りたかったというのは、自転車乗りの本能だと思っています。
自転車に乗りたいのは遠くに行きたいから。知らない場所を走ってみたい。遠くに行きたぁい~♪。
電車で遠くに行って、折り返して帰ってくるのは嫌です。それじゃぁ遠くから帰ってきたいになります。
単に遠い場所に立ってみたいわけではありません。もちろんここまで来た! というのもあります。でも距離だけの問題ではないのです。自転車を漕いで、少しでも遠くまで、その道程を楽しみたいのです。
遠くに行ってそこから引き返しても走ることには変わりなかろう、と言われるでしょうが、違うんです。体力、時間が許す限り遠くへ遠くへ走りたいのです。今日はここまでしかこれなかった、でもいいのです。とにかく遠い方へ走りたいのです。遠くに行って引き返して、今日はここまでしか帰れなかった、ではダメなのです。
引き返す場合、そこに明確な達成すべき目標があります。ノルマです。サラリーマン人生、営業しか知りませんので、自転車に乗ってまでノルマを意識するのは嫌なのです。
目標もなくとにかく走れるだけ走る。そこに日常から解き放たれる自由があるのです。喜びがあるのです。
今回、内房を走ることにしました。我が家から輪行して内房を遠くに向かって走るということは、すなわち南下するということで、すなわち半島を反時計回りに走るということに他ならないのです。
とまあ、ノルマのために走りたくない、日常から解き放たれたい、だから遠くに向かって走りたい。これが鉄則に反した二つ目の理由です。

三つ目、早くスタートしたかった、に移りましょう。
遠くに向かって走りたいといいながらも、できるだけ遠くに輪行してから、自転車で帰ってこようか、という考えも頭を過りました。
終点、JR君津駅に着いたのは10時01分。乗り換えのアナウンスを聞くと、さらに遠くにいくには10時59分発。一時間待ちです。今回の終点となった保田駅まで行くとして、一時間近くかかりますから、自転車に乗り始めるのは12時前。もう昼ですよ。昼飯食ってたら1時。自転車に乗られるようになるまで三時間。待てませんわな。
なので、予定通り君津から南下することにしました。
少しでも早く走り始めたい内房を走ることにした以上、南下するしかなく、反時計回りに走るしか無かったのです。

 

というわけで、ゴールデンウィーク内房を反時計回りしてしまいました。

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JR君津駅でから出発。
国道16号線を走り富津岬へ。富津岬は3回目。
一回目はレンタカーで娘二人をマザー牧場に連れて行こうとしたのですが、マザー牧場の手前5、6kmから大渋滞。迷わずUターンして富津岬で遊びました。
二回目は娘の友達家族に連れられてGWに潮干狩り。急に決まった話で借りられたレンタカーは白塗りワゴン。いわゆる営業車。つまり、自転車が積めます。クロスバイクに乗り始めていたので、荷台にクロスバイクを積んでいきました。子どもたちが潮干狩りをしている間に富津公園クロスバイクでうろうろ。幸せなひとときでした。

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で、三回目は今回の輪行でした。


三回目の富津岬で軽くスケッチ。絵の具を忘れてきていたことに気がついて、中断。気を取り直して国道16号線に戻り大貫漁港へ。
国道465号線から県道265号線国道127号線と走り、上総湊海水浴場でコンビニのサンドウィッチで昼食。
更に渋滞する国道127号線、内房なぎさラインを南下します。ここがトンネル多し。狭いトンネルですのちょっと恐怖。路肩も荒れ具合が心配です。
道が空いていればいいのでしょうが、東京湾フェリーが発着する金谷を中心に大渋滞。車道に余裕がなくシビアな道となります。
トンネルの恐怖に耐えながらJR保田駅でゴール。しかし、保田駅近くにはコンビニがありません。それに準ずるものも無し。運動の後のおにぎりを食べないと翌日に響きます。
グーグルマップで調べると2kmほど先にスーパー「おどや」がありました。次の電車まで一時間近くありましたから、そこまで足を伸ばします。書店も入る総合スーパー。このあたりはここしかないのでしょうね。
「おどや」でおにぎりと菓子パンを買い、保田駅に引き返します。
保田駅にはボーイスカウトの集団。なんでこんな駅がと不思議なぐらいに混んでいます。
自転車をたたみ、おにぎりを食べていると電車が来ました。普通なんですがほぼ満席。かろうじて座ることができました。ゴールデンウィーク輪行は場所を選んだほうが良さそうです。

と反時計回りに内房を南下したのですが、半島は時計回りが鉄則を思い出したのは上総湊を過ぎたあたりから。海岸線を走るので海が見える道なのです。そこで道越しに海を見ることになり、遠くの方しか見えないのです。しかも車が多いので真っ直ぐ走ることに集中。景色を楽しむ余裕などありませんでした。
もし、時計回りに海寄りを走っていたら、途中で止まったりして海岸線の眺めを楽しむ余裕があったでしょうね。
しかも、南風なので逆風。逆風は荒川で慣れていますが、やっぱり追い風で快適に走りたい。

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ということで、次回内房を走るときには、ちょっと考えましょう。遠くに行きたいという思いはありますが、かなり遠くに行って、遠くに帰るというのもありではと。一気に館山に行って、そこから戻れるだけ戻るというのもいいでしょう。

これから海水浴シーズン。海沿いは混むでしょうな。秋まで内房はお預けかな。

 

今回の記録

  • 所要時間:4時間4分13秒
  • 走行時間:2時間36分6秒
  • 走行距離:48.52km
  • 所要速度:11.9km/h
  • 走行速度:18.6km/h
  • 電車代:3002円(往路1317円+復路1685円)
  • 午前8時出発、午後6時帰宅