【自転車】目下の悩み その13 ~見た目で選ぶかサドル幅
BROOKS の革サドルを磨いていたら、妻が聞いてきました。
「馴染んできた?」
「馴染んできた。全然痛うない」
BROOKS の革サドルは調子よく、お尻の痛みはありません。しかもふわふわと快適。もう普通のサドルには戻れないお尻となりました。
ところが、折りたたみ自転車は普通のサドル。痛いんです。40km越えるあたりで痛くなってきます。
「折りたたみ自転車のサドルは痛いわ」
とぼやきますと、妻がいってくれました。
「もうすぐボーナスだし、折りたたみ自転車もサドル替えたら?」
「ハイ。遠慮なくそうさせていただきます」とは心の声。
「うん、そうやねえ、どうしようかなあ」
と答えます。
抑えていた物欲が表に出てきます。水蒸気が水滴になるときに熱が出るように、物欲が具現化する際には悩みが出てきます。物欲には悩みが潜んでいるのです。
ということで、久しぶりの目下の悩み。
BROOKS の革サドルはいいサドルですが、欠点もあります。
重い。
輪行目的の折りたたみ自転車には不向きです。
チタンレール採用でも370gあります。
B15 SWALLOW TITANIUM 幅15.3cm 370g
普通のサドルで250g前後ですから重い部類です。しかもチタンレールは高い。46,000円。サラリーマンには高過ぎ。
BROOKS にはもう一つ選択肢があります。革ではなく天然ゴムを採用したカムビウム(CAMBIUM)です。
カムビウムにもいくつかシリーズがあり、カーボンレールを採用したモデルだと250gです。
今のサドルより少し軽い。お値段は26,000円と安くはありませんが、がんばってみようかというレベル。
妻にも勧められましたし、買うしかありませんな。
ただひとつ問題が。CAMBIUM C13 C132 は私のお尻には幅が狭いのです。
私の坐骨幅は12cm程です。
サドルの形状にもよりますが、サドルの幅は坐骨幅プラス2cmがおすすめのようです。BROOKS の革サドルだとさらに1cmほど余裕があった方がいいとか。
つまり BROOKS の革サドルの場合、14cm~15cmがよいということになります。 Raleigh CRN につけている SWIFT CHROME が15cm幅ですから、いい選択だったというわけです。
今回、目を付けた天然ゴムのカムビウムの形状はアーチになっています。アーチの場合は広めの幅が良さそうです。そもそも幅広の方が楽だといいます。折りたたみ自転車には快適さを求めていますので、15cmあってもいいわけです。
少し重くなりますが、CAMBIUM には C13 C145 というモデルがあります。
14.5cm幅で穴あき。カーボンレールなので重量は280gとほんのちょっと重くなるだけ。ちょい狭めにはなりますが、これで決まりですね。
と、決まったら目下の悩みにはならないわけで、ここから悩みが始まります。
軽量化のためのカーボンレールですが、幅9mmということが分かりました。これ、断面が楕円形だそうで、9mm対応のやぐらでなければ付けられません。先日変えたばかりのシートポストのやぐらは非対応。
あかんがな。
ちょいと調べますと9mm対応で、なおかつミニベロに取り付けられる長いシートポストはなかなかありません。見つけたのは今のサドルポストの四倍のお値段。むむ、サドルとサドルポストで安めのホイールが買えるぞ?
ではと、今のシートポストに取り付け可能な7mm幅レールのカムビウムを調べました。
CAMBIUM C17 CARVED 幅16.2cm 400g
CAMBIUM C15 CARVED 幅14.0cm 395g
幅広の方がロングツーリングには快適というので C17 で決まりかな。
と、これでは目下の悩みにはならないわけで、ここからも悩みは続きます。
いろいろ調べていて、CAMBIUM C17 を上から見た画像を見つけました。かっこ悪い。下手くそなお好み焼きみたいです。座面が広すぎで団扇みたいです。ロードバイクのように走られるという KHS F20RC には合いません。
じゃあ、CAMBIUM C15 でいきます、といいたいところですが、悩みます。画像を見る限りカムビウムの天面はアーチを描いていて、平らな面が狭そうです。平らな面が狭いサドルの場合、少し広めのサドルにしないと坐骨の座りが悪いようです。
ラクな CAMBIUM C17 か見てくれの CAMBIUM C15 か。
それが目下の悩みです。
現物を見て悩むしかなさそうですね。
いっそのこと、BROOKS 以外のサドルを探すという手も……。違う意味でのサドル沼ですな。
というか、サドルのせいではなくてポジショニングの問題かなあ。