【自転車】自転車は持ち主に似るのか? ~ペダルでリバウンド
流行りの疑問形タイトルで攻めてみました。
さて、今年の梅雨はよく雨が降りました。週末毎に雨でした。しかも平日は仕事が忙しく、毎晩遅い帰宅。なかなか自転車に乗られない梅雨でした。
梅雨が去っても、雨は続き仕事は忙しい。思うように自転車に乗られません。
自転車に乗り始めた頃、逆流性食道炎になりました。食事量が減り、一気に12kg痩せました。この調子で痩せていったらガリガリだ……というのは杞憂でした。65kg台でピタリと止まりました。痩せてから3年間65kg台から落ちることはありません。
この春、頑張って節制し、64kg台が見えてきたところで梅雨。自転車に乗られぬ日が続き、リバウンドで2kgアップ。つまり66kg台。さらに週末は台風。また運動不足。67kg台がちらつき始めました。
絶賛リバウンド中です。
犬は飼い主に似るといいますが、自転車は持ち主に似るのでしょうか。自転車も絶賛リバウンド中であります。
■ ベルでダイエット
折りたたみ自転車は軽量第一。担ぐ以上、そう思います。歳が歳ですから腰の負担が気になります。
とにかく軽量化。でも、安サラリーマンですので金にあかせて、とはいきません。なんせ買ったばかりですから、派手な投資ははばかられます。コツコツ地道にやるしかありません。
その地道な努力の一つ目がベル。購入時のベルを外して Knog の類似品*1に替えて軽量化しました。
純正のベルはコラムスペーサーに取り付けるものでした。スペーサーの台座を含めて34g。これをコラムスペーサー9gとベル16.7gに交換。7.7gの軽量化です。
● ベル軽量化 : ▼7.7g
■ ペダルでダイエット
さらに、中古自転車屋で見つけた新品同様の軽量ペダルで軽量化しました。
純正のペダルは wellgo M195 アルミ(と思われる)で実測318g。
重いペダルではないと思いますが、軽量ペダルを見つけたので変えちゃいました。
リフレクターを外せば実測206g。112gの軽量化です。100g以上軽くなると、軽量化やってる! って実感がわきますね。ちょっとテンション上がりました。
● ベル軽量化 : ▼7.7g
● ペダル軽量化 : ▼112g 累計▼119.7g
■ リバウンドの始まり
なんだかどんどん軽量化が進みます。
KHS F20RC のカタログスペック値は11,100g。119.7g軽量化しましたから、10,980.3gのはず。ついに10kg台突入。こりゃ10kg切るのも近いかな。
さて、次の軽量化は——と計画をたてます(妄想します)。
安価に手間暇かけずに軽量化できるパーツをリストアップ。
サドルポスト:目標▼100g
サドル止め:目標▼10g
クイックリリース:目標▼50g
ホイールといった大物はもっと先の話。まずはサドルポストかな、と物色していたときに、センタースタンドを交換してしまいました。その顛末は別の記事に書いたので詳細は省きます。
純正センタースタンドは実測152g。キックスタンドも152g。これをMASSLOAD Vオープンセンタースタンド CL-KA56
に変更しました。実測538g(取付金具は純正スタンドの金具をそのまま使うので除いた)。224g重くなりました。リバウンドです。
● ベル交換 : ▼7.7g
● ペダル交換 : ▼112g 累計▼119.7g
● スタンド交換 : +224g 累計+104.3g
【自転車】11,204.3g
折りたたみ時の安定性を優先して、重量化覚悟でスタンドを交換。覚悟のリバウンドです。
■ 止まらないリバウンド
気を取り直してダイエットやり直しだ、と思ったのですが、軽量ペダルを普通の重さのペダルに交換してしまいました。リバウンドが続くことになってしまったのです。
せっかく安価に手に入れた軽量206gのペダルを交換することにしたのか。その理由はペダリングの追及にあります。
なんて書くとすげーレーサーみたいですが、要はペダルと足のサイズが合ってないだけの話です。私は足の幅が広いので、ペダルから小指がはみ出てこぎにくい、それだけです。
ペダルが軽い理由には L62 x W70 x H20mm というサイズがあります。縦方向はいいとしても、幅70mmは私の足には狭いのです。
幅の狭いペダルですので、意識的に内側に足を寄せます。クランクにスニーカーが当たるぐらい、こぐとクランクとスニーカーが擦れてキュッキュッ音が鳴るぐらいに寄せます。でも気を抜くと外によって小指がペダルに乗らなくなる。進みますけど脚が疲れてきます。10kmほどでくたびれてくるのです。これでよく利根川を銚子まで走ったものだと我が事ながら関心。調子に乗るとは怖いことですな。
てなわけで、ペダルを交換することにしました。
新しいペダルはしっかり踏めるペダル、幅広のペダルとなります。その他、新しいペダルを選ぶポイントをまとめました。至福の時間です。
- 着脱簡単な MKS の Ezy Superior シリーズがいいな。
- 幅広であること。
- なるべく軽量。
そうです。簡単にいえば、
MKS の Ezy Superior が欲しい。
それだけです。素直にいえよと。そういうわけです。
Ezy、EzySuperiorペダル | 自転車ペダルの三ヶ島製作所
となると、選択肢は限られます。
MKS Ezy Superior シリーズのロード向けペダルは、SYLVAN シリーズです。片面と両面があり、片面はトゥークリップ必須です。となると両面なので選択肢は2つ。
- SYLVAN STREAM NEXT Ezy Superior W79xL61mm / 373g
- SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior W94L61mm / 390g
SYLVAN STREAM NEXT の方は幅が狭くて疲れた TIOGA の軽量ペダルと幅が9mmしか変わりません。9mmで快適になるとは想像しにくい。着脱できるので輪行のときにペダルの幅を意識することはありません。問題は重さ。SYLVAN TOURING NEXT と比べると17gの差。
SYLVAN TOURING NEXT は幅94mm。普通のペダルの幅です。踏みやすそうです。17gの差はありますが、幅が狭くて交換するのですから幅優先でしょう。
ということで、こちらに決定。
SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior
なんか簡単に決まったようですが、一ヶ月ぐらいはああでもないこうでもないと悩んでます。というか一ヶ月楽しみました。
その経緯なんて他人には退屈なだけなので省いただけです。
ひとつ悩んだことをあげときますと、ビンディングペダルです。
折りたたみ自転車でもときにはビンディングペダルで走りたい。江戸川CRをひたすら走って、疲れたら電車で帰る。このパターンならビンディングペダルですよね。
ロードバイクのビンディングペダルと付け替えて走ればいいのですが、その作業が面倒。なんとか楽できないか。悩みどころでした。
いろいろ考えましたが、MKS Ezy Superior 縛りにする*2と選択肢はひとつ、Urban Step-in A Ezy Superior しかありません。Urban Step-in A Ezy Superior だけで済ませるにせよ、フラットペダルと併用するにせよこれしかないのです。
ビンディングペダル専用ペダルもありますが、昨年で生産終了、店在庫のみ。後継はありません。売れなかったのでしょうか。
という次第で Urban Step-in A Ezy Superior 一択となりますが、あまり評判はよろしくない。外しやすいけどはめにくいそうです。コツがいるとか。それに走っているとネジが緩んでくるとか、不安です。
MKS Ezy Superior 縛りだと他に選択肢がなく、フラットペダルの SYLVAN TOURING NEXT に決めました。どうしてもビンディングペダルというときは、今までどおりロードバイクのペダルと付け替えればいいわけです。
あと、トゥークリップという手もあります。
ということで、悩みに悩み、至福の時間を満喫して、 SYLVAN TOURING NEXT です。
■ ペダルでリバウンド
さて、この SYLVAN TOURING NEXT、軽い方ですが、TIOGA 軽量ペダル 206gからは184g重くなります。リバウンドです。
● ベル交換 : ▼7.7g
● ペダル交換 : ▼112g 累計▼119.7g
● スタンド交換 : +224g 累計+104.3g
● ペダル交換 : +184g 累計+288.3g
【自転車】11,388.3g
困ったことですが、駅の構内を担いで歩く十数分の数百グラムより、走っている間の快適さを優先することにしました。
もうひとつ、これは輪行中のことですが、ペダルが突き出ていると電車の中で気を使います。他の人の足にあたっては申し訳ないし、トラブルの元です。
ということで、取り外して輪行できる MKS Ezy Superior にしたわけです。
スタンドも同じ。他人に迷惑をかけないために、リバウンドもやむなし。ちょいと我慢すればいいだけですし、他のところでダイエットしましょう。