【自転車】軽いギアで高ケイデンス。楽だし痩せられるかも
Raleigh CRN に付けているサイコン CATEYE STRADA SMART でケイデンスが計れるようになりました。
そもそもケイデンスは「計る」のか「測る」のか。
大辞林には次のようにあります。
「計る」は“時間や程度を調べる”の意。「タイムを計る」「損失は計り知れない」「まんまと計られた」
「測る」は“長さ・深さなどを調べる”の意。「寸法を測る」「面積を測る」「池の深さを測る」「熱を測る」「子供の能力を測る」
ケイデンスは一分当たりのペダル回転数です。ペダルを回す程度ですから「計る」でしょうか。
いきなり話がそれました。元に戻します。
ケイデンスが計れるようになった
Raleigh CRN に付けているサイコンでケイデンスが計れるようになりました。
「計れるようになりました」なので、「計れなかった」ものが「計れるようになった」ということです。つまり、その前に「測れていた」ときがあったということです。
簡単に書くとこんな感じですね。
- 昨年3月に買ったときは「計れていた」
- 3ヶ月ほどして「計れなくなった」
- 今年の3月に「計れるようにした」
9ヶ月ぐらい「計れていなかった」状態があったということです。
このあたりの経緯をグダグダ書いても退屈でしょうから、愛想のないぐらいに書きますと、
- コンパクトサイズのサイコンなので、常時表示は2種類の数値だけ。
- 常時表示させたのは、スピードと走行時間。
- なのでケイデンスが計れていないことに気が付かなかった。
- 次回乗るときに再設定しようと思っているうちに面倒くさくなってきた。
- ケイデンスを意識することは大事だけど、慣れてくると感覚的にケイデンスが分かるので、計る意味はない、という記事を読んだ。
- 確かにケイデンスが計れないことでなにも不便はなかった。
- ということで、9ヶ月放ったらかしにしていた。
うん、以外に長いな。
もっと端的にいうと、
- ケイデンスを計れなくても困らないし、セッティングするのも面倒だから放置していた。
ですね。
じゃあ、なんで計る気になったのかを端的にいうと、
- ケイデンスを意識すると楽しく走れて、しかも痩せられそうだと思ったから。
ということになります。
ケイデンスはやっぱり大事
ケイデンスは大事だと思ったことを伝えたいわけですから、ここは少しお付き合い願いましょう。
と書き始めたらダラダラ長くなりだしてので、部分選択と削除。端的に書き直します。
- 伊藤礼氏のエッセイを読んで、初心、風を感じる喜び、どこまでも行けそうだという感動を思い出した。
- 瞬間最高速度には意味がないことに気がついた。(レーサーな人は事故で人を巻き込まない程度に好き勝手に早く走ってください。)
- 巡航速度、それも楽に長時間走り続けられることが肝要と気がついた。
- 前をインナーにし、サイコンの速度表示を見ずに走ったら、強い向かい風でも疲れなかった。(速度を意識しないと無理しないのです。)
- 楽でなければ楽しくない、ペダルは踏むものではなく回るもの、その為には軽いギアで高ケイデンス。
- 楽に走るならスピードよりケイデンス。
- 折りたたみ自転車のサイコンでケイデンスが見えた。
- ロードバイクでもケイデンスを可視化したい。
ということで、Raleigh CRN のセンサーをペアリングし直したり、電池を交換したりと試行錯誤、暗中模索の末にケイデンスが計れるようにしました。「計れるようになった」のではなく「計れるようにした」のです。
ちなみにケイデンスが計れなかった原因はセンサーの位置でした。やけくそで大幅に前に持っていったら計測されました。なんでこんなにズレたのでしょう?
それはさておき、サイコンの表示をスピードをやめてケイデンスにしました。ケイデンスと走行時間の常時表示です。
これでスピードではなくケイデンスを意識するようになれます。
ケイデンスで痩せられるかも
ところで、ケイデンスってなんでしょう?
一分間のペダル回転数。それは分かっています。ケイデンスを計ることにどんな意義があるのでしょう。早く走りたいなら回転数を限界まで上げればいいだけじゃないですか。数値化することに意味があるのでしょうか?
調べてみました。
ケイデンスで検索!
ググればいくらでも出てきますので、解説はGoogle先生に任せましょう。分かったことだけ。
心臓の負担が気になりますね。
疲れと心臓の負担。その程よいところが、どうやらケイデンス80~90にあるようです。
心臓に負担をかけずに脂肪の燃焼ですよ!
高ケイデンスやるしかないですよね!
高ケイデンスで楽に走る
で、さっそく荒川サイクリングロードを走りました。
クルクルクルクル。軽いギアで高ケイデンス。抜かれますが気にせず高ケイデンスの維持に努めます。もうガキじゃない、なんて負け惜しみかも知れませんが、それで楽に走れるならいくらでも負けを惜しんでやるさ、という負け惜しみ。
いや、楽ですね。どこまででも行けそうな気がしてきました。スポーツ自転車に乗り始めたころの感動が再び、です。
結果は出ました。
夜、15キロほど走ります。ほぼ独走なので、抜かれてムキになることもありません。向かい風に乗って最高速度をと頑張ることがたまにあります。だいたい42分ほどの走行時間ですが、風向きや体調、気分によって40分のペースで走れることもたまにあります。
で、軽いギアで高ケイデンスを実践した結果、40分切りました。それも二晩連続。スピードは意識しません。ケイデンスだけを意識してペダルを回しました。楽になっただけではなく、スピードも出ていたのです。
サイコンを見ますと、最高速度はいつもより低めです。でも平均速度は上がっている。しかも、息切れしていない。
いやすごい。
なんて考えるとまたスピードを考えちゃいます。
元の木阿弥。スピードは人の本能ですかね。
いかんいかん。