【自転車】BROOKSの革サドルで全て出直し
あけましておめでとうございます。
今年こそは年間5000キロ走破したいと思います。
ということで、元旦も朝から自転車。
初乗り、そして乗り初めです。いつもの通称荒川サイクリングロードを走りました。
2019年最初の自転車であり、BROOKS革サドルデビューでもありました。
そうなんです。ついにBROOKSの革サドルを買いました。クロスバイクに乗っていた4年前から憧れていたBROOKSのサドルです。
買ったのは昨年末の晦日。BROOKSの革サドルは馴染むまで血がにじむようにお尻が痛いと聞きます。少しでも痛みをやわらげたいといろいろ調べました。
- 純正のオイルを塗って12時間馴染ませる。
- 表面をしっかり塗る。
- お尻に馴染むまで頻繁に。
この「頻繁に」がどの程度かがよくわかりませんが、週一ぐらいですかね。
早速、晦日と大晦日にオイルを塗りました。オイルを裏に塗る説もありますが、メーカー推奨の表面をメインに塗りました。でも、最初は裏も塗ったほうが良いということで、裏にも塗っておきました。
で、12時間以上おいて元旦に乗り初めです。
サドルのポジションは乗り続けていたポジションに合わせました。試行錯誤の末にたどり着いたポジションです。楽に走れるポジションです。
しかし、革サドルにまたがり、楽なポジションが正しいポジションではないことを知りました。
真新しい硬い革だからでしょう、お尻がサドルの上でつるつる滑ります。オイルで滑っているのかもしれません。すべり台のように前につるりと滑ります。今まで痛くなかった、というか圧迫を感じなかった局部でサドルに乗っているような感じになりました。
こりゃあかんとお尻を後ろに持っていこうすると、腕に力が入ってしまいます。腕でハンドルを押して、身体を後ろに押しやる感じです。
脚でも踏ん張ろうとします。ペダルを踏み込むと太ももに負担を感じました。今まで経験のない負担です。
サドルの後ろの方に座ろうとサドルの上でジタバタし、腕と脚に負担がかかりました。
更に、つるつるお尻が動くのでペダリングが安定しません。ふらふらします。漕いでる自分の影を見ると頭が左右に揺れているのがわかります。
ケイデンスも上がりません。いつもは80~90で楽に走られていたのが70台に落ちました。
骨盤を立ててることを意識しました。骨盤を立てるとサドルに当たる尾骶骨を感じます。これまで尾骶骨を感じたことがありません。革サドルに乗り、初めて尾骶骨がサドルに乗っていることを実感しました。
今まで積み上げてきたものがガラガラと崩れていくのを感じました。
独学で身につけたペダリングと試行錯誤のポジション。楽に走っていたのですが、正しいペダリングとポジションではなかったこと、そして体幹のなさを思い知らされました。
つるつるふらふらしながらどうすれば良いのか考えました。
走り始めのとき、サドルにお尻を乗せた瞬間はいい感じです。しかし、漕ぎ始めるとお尻が前に滑り、左右に揺れわけがわからなくなります。
というのが大きいかもしれません。
とにかくお尻を安定させなくてはいけない。基本に戻る必要があります。
- 体幹を鍛える。
- 骨盤を立てる。
- ハンドルを上げる。
- サドルを前にずらす。
とりあえずできることとして、走っている途中でハンドルを1センチメートル上げました。
サドルのポジションも変えたかったのですが、マルチツールではボルトを回せずあきらめました。
そして骨盤を立てることを意識して走りました。
ハンドルを上げた効果はあり、少し腕が楽になりました。でも、ペダリングの乱れ、身体の揺れは修正されません。ケイデンスも上がりません。
風のせいもあるでしょうが、ひどく疲れた初乗りとなりました。
しかし、お尻の痛みは感じませんでした。36キロメートルほど走りましたが、お尻が痛くて乗っていられない、という事態にはなりませんでした。サドルの上でじたばたして、腕と脚に力が入り、草臥れただけです。
家に帰り、早速サドルを前に持ってきました。少し乗ってみた感じでは改善されそうです。次回、乗るのが楽しみです。
とまあ、サドルを変えただけで全てが変わってしまいました。己の技量、体幹不足を思い知らされるとともに、サドルがいかに大事なのかを再認識させられました。
というわけで、今年の目標5000km走破の前にBROOKSの革サドルに慣れることが先ですね。